会 期: 2025年8月6日(水)~17日(日) 
休 館 日: 8月12日(火)
開館時間: 9:00~17:15(最終日は 15:00 まで) 
会 場: 千葉市民ギャラリー・いなげ展示室
観 覧 料: 無料

  旧神谷伝兵衛稲毛別荘公開から35年を記念し、「神谷別荘の見てきた景色―文化財の保存とこれから―」を開催します。
千葉市稲毛区に建てられた旧神谷傳兵衛稲毛別荘は、日本にワインや洋酒文化を広めた明治・大正時代の実業家・神谷傳兵衛が大正7年に建てた洋館建築です。鉄筋コンクリート造りとして初期の貴重な作例であり、千葉市では数少ない近代建築(明治・大正時代)のひとつでもあります。また当時、海辺の保養地であった稲毛には多くの文人や画家が訪れ、様々な作品にその景色が登場しました。神谷別荘は、そのような稲毛の海辺の変遷や文化的歴史を、今に伝える建物として大切なものです。
 神谷別荘は、様々な所有者に受け継がれた後に千葉市に寄贈され、平成2年より市民に公開されるようになりました。その後、平成9年には千葉県の中で最も早く* 国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。
 近年、文化財の魅力を伝え地域社会で活かしていくために文化財の活用が推進されています。地域の人々にとって大切な財産である文化財を、未来の人々へ確実に受け継いでいく為、本展では神谷別荘や地域の歴史、神谷別荘公開に至るまでの過程、多くの人々によって支えられている保存などについて、様々な資料をもとに振り返りながら、これからの活用について考えます。

*野田市市民会館(旧茂木佐平治家住宅)と同日登録

絵葉書《袖ヶ浦 稲毛海岸の眺望》明治後期~昭和初期 個人蔵 

《旧神谷傳兵衛稲毛別荘》昭和20年代 個人蔵 

《別荘公開前 ピロティの修繕》昭和元年~2年 白井興業㈱撮影

《耐震補強工事後の北側壁面》令和6年撮影 


〈同時開催〉千葉市中学校美術部展

昨年度(2024)の展示風景

日頃は学校の中でしか見ることのできない、子供たちの日々の想像、制作活動の成果をご覧いただけます。約20の中学校が参加し、平面・立体・工芸など生徒たちの多様な作品250点以上が会場を埋め尽くします。若い新鮮な創造力をご覧ください。

会 期:2025年8月5日(火)~17日(日) 9:00~17:15(最終日は15:00まで
休館日:8月12日(火)
観覧料:無 料
会 場:千葉市民ギャラリー・いなげ1階

【昨年度参加校】
葛城中、椿森中、緑町中、小中台中、花園中、新宿中、蘇我中、白井中、稲毛中、土気中、千城台西中、幕張西中、都賀中、みつわ台中、天戸中、山王中、泉谷中、幕張本郷中、土気南中、真砂中、おゆみ野南中、磯辺中、稲毛国際中等教育学校、千葉大学教育学部附属中