11月19日(土)、講師に千葉在住の写真家・佐藤華連さんを迎えた写真講座「夜景を撮る」を開催しました。
稲毛の街があかりで満たされる「夜灯まつり」の夜の風景を撮影する講座です。
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今回、講師を初めてつとめる佐藤華連さんでしたが、最初の夜景撮影時のポイントを伝えるレクチャーから始まり、撮影時はお祭りの会場を佐藤先生自らまわり、受講者の皆さん一人ひとりに優しいアドバイスいただきました。受講生の皆さんも、生憎の雨天の中、雨のやむ一時を狙って、積極的に撮影を重ね、夜+雨の独特の効果が表れた面白い写真を撮影されました。また、今回は講師の先生の他、アシスタントとして写真家の阿部祐己さん、山崎雄策さん、テュルマー・シュテファンさんにも参加いただきました。
撮影後の講評会では、写真の講評に加え、希望者にはフォトショップでの画像加工についてのアドバイスもいただき、充実した撮影会となりました。
以下は受講生の皆さんの写真です。
中尾さん。松林の暗闇の中、テントの灯りと雨で光を反射した道だけが優しく浮かび上がる光景を印象深く切り取りました。
小川照江さん。当館庭園の夜灯を撮影した一枚。あえてピントをずらすことで、絵画のような幻想的な夜景になりました。
岡田さん。孤を描いて並ぶ灯ろうをきれい収めました。灯ろうを見つめる子供の鮮やかなピンクの上着もポイントになっています。
笠原さん。打瀬舟の帆に反射する青い光や芝生に淡く広がる紫の光が、縦構図でとても幻想的に表現されています。
吉岡さん。正面の根上りの松、ベンチの背と松林の起伏を生かして撮影したことで、とても奥行を感じさせる作品になりました。
駒井さん。特徴ある切り取り方により、洋館とそこへと続く灯ろうが鮮やかに浮かび上がりました。雨に濡れた石畳も効いています。
高木さん。オブジェとイルミネーションの光が周囲の水蒸気に反射し、魔訶不思議な絵になりました。肉眼では捉えられない写真ならではの作品。
小川順一さん。一枚の写真に街灯・看板・灯篭など様々な色の光源が入る非常に難易度の高い撮影ですが、各色をイメージ通りに表現できました。
中村さん。被写体をオーナメント1つに絞り、手持ちで荒めに撮影することで、メインの飾りと背景の色が際立つグラフィカルな一枚に。
矢彦沢さん。画面全体の色を青で統一し、クールな印象でまとめました。人の動きや水道の蛇口、色が反射した踏み石など見ていて飽きません。
そして、以下は講師の佐藤さん、アシスタントの阿部さん、山崎さん、テュルマーさんの写真です。
阿部祐己さん。 当館のエントランスの壁面を撮影した一枚。雨の滴る擦りガラスとそこから透けて見える植物が、雨の日の夜の何ともいえない雰囲気を伝えてくれます。
テュルマー・シュテファンさん。稲毛公園で、雨によって消えた灯篭に再び火を灯す様子を撮影。 人の角度、カッパの柄、灯ろうの並びなど、風景の中のシャープな線が浮かび上がります。
佐藤華連さん。自転車やテントの鉄筋などの黒いシルエットと、人物や光の鮮やかな道筋。夜の陰影と時間の経過を一枚の写真の中に、絶妙に凝縮させています。
山崎雄策さん。何気ない道を、雨で反射するコンクリートの凹凸から木の葉1枚1枚にまでピントを合わせ撮影することで、夜の張り詰めた空気がとてもよく伝わってきます。