白井綾さんを講師にお迎えした写真講座「街を撮る」を9月26日に開催しました。
白井綾さんは千葉市出身の写真家です。近年では長崎の小さな教会をやさしいまなざしで捉えた写真集「長崎の教会」で高い評価を得ています。
平成25年度にギャラリー・いなげで開催した白井さんの写真展
作品は「長崎の教会」より
今回の写真講座は稲毛の街を参加者が自由に散策し、撮影した写真の鑑賞会を行い、白井さんから講評をいただくというもの。まず、初めに白井さんのレクチャーを行い、自身の作品の紹介・自身が講師を務めた授業の紹介を通して、どんなものでもその人に視点によって被写体になるというアドバイスがありました。
講師の白井綾さん
受講生の皆さんは年代も経験値も様々でした
普段、コンパクトカメラでオート撮影をしているという方には、補習タイムを設けて、明るさの調整(露出)やピントの合う範囲の選択(被写界深度)など、知っていると表現の幅が広がるテクニックを教えていただきました。
以下は受講生の皆さんがそれぞれに自分なりのテーマを持って撮影した稲毛の風景です。
どの方の写真も意外な被写体の選択、切り取り方の工夫などがみられ、講評会まで大変盛り上がる講座となりました。
ギャラリー庭園を緑のグラデーションを意識して撮影されました。
松の木肌を不思議な質感で撮影しています。
こちらをじっと見る猫を中心にそえた作品です。
旧・愛親覚羅溥傑邸の雨どいを切り取っています。
ギャラリー・いなげの池の鯉を愛らしく撮影。
先端までみずみずしい松の葉のアップ。
稲毛の街にある蔵の表面を印象的に撮影しています。
紅葉の始まりを繊細にとらえた作品。
彼岸花の生々しい質感を全面に写したユニークな写真。
稲毛の松を美しく撮影しています。
五葉松と雨粒をやわらかいタッチで撮影した写真。
ギャラリー庭園の木目調のテーブルとイス。一見何かわからないところが面白い。
ギャラリー庭園の池の滝をダイナミックにとらえています。
旧神谷別邸の階段をシックに写しています。
ぽつんと咲く彼岸花を動きのある画で表現しています。
光のたっぷりと入る旧神谷別邸のエントランスをさわやかに。