26年度もいよいよ今日で終わります。
ギャラリー・いなげでは早くも枝垂れ桜が満開です。
今年度後半にギャラリー・いなげで開催したイベントをご報告します。
①白井綾写真講座

昨年度、千葉大学の授業「展示をつくるB」の講師をつとめた千葉市出身の写真家・白井綾さんによる写真講座を9月27日に開催しました。
白井さんと旧神谷伝兵衛稲毛別荘や庭園で一緒に撮影を行った後、参加者の皆さんは稲毛の街を散策しながら写真撮影を行いました。
白井さんより「テーマを持って撮影してみてください」とのアドバイスを受けて撮影された皆さんの写真は、稲毛の色々な表情を捉えていました。
講座の最後には、白井さんから一枚一枚の写真に対して丁寧な講評をいただき、講座は終了しました。
②秋休み子ども美術講座「夜灯とうろうつくろう」&大人向け「夜灯とうろうをつくろう」

10月2日(土)、3日(日)に地域の小学生を対象とした、「夜灯(よとぼし)」祭りのためのとうろうづくりを行いました。
ペットボトルに特殊な粘土を貼りつけてオリジナルのとうろうをつくりました。
また、今年も好評につき、大人も参加できるとうろうづくり講座も開催。
友人同士、親子、ご夫婦、お孫さんと…様々な年齢層の方々が思い思いの灯ろうを完成させました。
「夜灯」まつりの様子は6つ目の報告をご覧ください。
③秋のスケッチ大会


毎年恒例の旧神谷伝兵衛稲毛別荘庭園でのスケッチ大会です。
天気にも恵まれ、小さなお子さんから小学生、そのご両親、ご高齢の方まで幅広い年齢層の方々に参加いただきました。
神谷別邸を描く、別邸から見た風景を描く、庭園の草花や池の鯉を描く、描いている子の姿を描く…
夕方には様々なスケッチが集まり、後日ギャラリー・いなげのロビーにて展示しました。
⑤佐藤信太郎写真講座「夜景を撮る」

千葉市在住の写真家・佐藤信太郎さんによる夜景の写真講座を11月22日に開催しました。
佐藤さんは都市の夜の街並みをとらえたシリーズなど、夜景撮影のプロとしても知られており、
今年も昨年に引き続き、稲毛あかり祭「夜灯」の風景の撮影を通して、夜景撮影と画像レタッチのポイントを学ぶ講座となりました。
参加者の皆さんは、夜灯まつりをまわりながら様々な場面を切り取り、最後の講評会では佐藤さんのお話を熱心に聞いていました。
⑥夜灯まつり ギャラリー・いなげ夜間特別公開


最後に11月22日、23日の2日間開催した稲毛あかり祭り「夜灯(よとぼし)」のご報告です。
ギャラリー周辺の稲毛地域では、稲毛せんげん通り商店街を中心とする地域の皆さんによって「稲毛あかり祭夜灯(よとぼし)」が毎年催されています。
かつて海辺の街だった頃の稲毛の記憶を今に伝えるお祭りとして9年前に始まりましたが、今では地域で親しまれる恒例行事となっています。
カンテラを干潟に灯して行っていた「よとぼし漁」の風景をイメージし、お祭り当日にはたくさんの手作り灯ろうが街中を彩ります。
ギャラリー・いなげも3年前から「夜灯」に参加しています。今年は「秋休み子ども美術講座」や一般向けの灯ろうづくり講座で参加者が制作した 色とりどりの灯ろうが夜の庭園を彩りました。さらに、昨年に引き続き美浜区の稲毛第二小学校、磯辺小学校にご協力いただき、各小学校の子供たちの灯ろうも展示しました。灯ろうをつくった子どもたちとその家族が美浜区からたくさん来場いただき、稲毛の街を知ってくださるのはとてもうれしいことでした。
また、今年もWiCAN(千葉アートネットワーク・プロジェクト)によるカフェkaikiが両日共に開かれました。
今年はWiCANのプロジェクトで制作された「カフェ屋台WiCAfe」が登場し、「豆NAKANO」さんの挽きたてのコーヒーや稲毛園の抹茶ラテ、大越酒店の甘酒など、地域のお店をフューチャーした魅力的なカフェとなりました。
昨年以上に来場者数が多く屋台には行列ができる程でしたが、昔の稲毛の写真を見ながら来場者同士がお話をしている場面や、コーヒーの待ち時間の間に「地図ノート」を見たり、書き込んだりしてくださる方もいらっしゃいました。
以上、26年度後半のイベント報告でした。
ギャラリー・いなげの行事にご協力くださったみなさま、当館に足を運んでくださったみなさま、どうもありがとうございました。