2つの展覧会レポート

日中、過ごしやすい日が続いていますね。ギャラリー・いなげは、ツツジの花が終わり、いよいよ新緑の季節に入りました。今回は先週開催した2つの展覧会を少しご紹介します。

■ASAKO展~或るシリーズ~

西方麻子さんによる油彩画の個展で、女性の身体を白と黒を基調に抽象的に描いた「在るシリーズ」を中心に展示されました。今回はその中の一点を紹介します。

女性の姿をぼんやりと浮かび上がるように描き、まわりには泡のようなイメージも見られ、はなかさを誘うような作品です。西方さんによると、展覧会名の「在る」という言葉には、どんな人もいずれは朽ちて消えていくという思いを込めているそうです。この作品もひとりの女性がまさに消えていく瞬間を描いており、ローラーを大胆に使って、かすれていく人物をうまく表現しています。

 

■第32回千葉手作り絵本展

千葉手作り絵本の会による絵本と絵本原画の展覧会です。この絵本の会のみなさんは、物語の構想から絵、文章、製本まですべて自分の手で作っています。毎年5月に開催する展覧会では、新作・旧作合わせてたくさんの絵本を手に取って楽しむことができます。

今回はその中の一冊をご紹介します。

これはおぐろよしこさんが制作した『噴砂』という絵本の2ページです。

物語は昨年3月11日の地震の後、美浜区のある公園の地面からみるみる土砂が噴き出すところから始まり、猫の主人公の自宅や近所でその後に起こった出来事が淡々とつづられています。実はこの物語、実際にそこの住民であるおぐろさんの体験を彼女自身の目線で(主人公は飼っていた猫のキャラクターに置き換えて)描かれています。

イラストは一枚一枚絵の輪郭だけを黒の版画ですり、水彩絵の具で彩色した独特の風合いが印象に残りました。

それでは今日はこの辺で…失礼します。

 

yuki

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