ぐんと寒くなってきましたね。
千葉市民ギャラリー・いなげの庭園や稲毛公園の空気は今が一番澄んでいます。
今日は、秋から冬にかけてのギャラリー庭園の様子をご紹介します。
上の写真は12月17日の庭園風景です。深い赤色に紅葉したもみじがとてもきれいです。
12月も後半というのに今が一番見ごろなのは、池の井戸水で他よりも温かいからかもしれません。
雨が降るようなとても寒い日には池から湯気が出ていて、まるで天然露天温泉のようです。
つづくこの写真は松の「こもまき」です。
松の剪定にくる師匠によると…藁でできているこの腹巻のようなものは、虫の寝床のために巻かれたものなのだそうです。
寒くなってくると、松にいた虫たちは上から降りて土の中で冬眠します。
幹の途中に「コモ」を巻くことで、そこを土の中だと勘違いした虫はうっかり「こも」の中で眠ってしまうのだそうです。
これは江戸時代から続く害虫駆除の方法とのこと…。
そして、今ギャラリー・いなげの軒先には干し柿が並んでいます。
渋が抜けなく食用にはなりませんが、秋の庭の演出です。
紅葉・こもまき・干し柿…ギャラリー・いなげの庭園は今が一番風情や季節を感じさせてくれます。
師走の忙しい時期ですが、一息つきに足を運んでみませんか?
yuki