暑さがだいぶ和らいできましたが、強い日差しがまだ夏を感じさせますね。
今日は夏の報告4回目、カフェ「kaiki」をご紹介します。
8月9日~14回の6日間、旧神谷伝兵衛稲毛別荘のテラスではカフェ「kaiki」が期間限定でオープンしました。
緑でいっぱいの庭園と旧別荘の建物が残る千葉市民ギャラリー・いなげは、展覧会場という場だけでなく、お年寄りや親子の散歩コース・憩いの場にもなっています。この環境の中で今よりもゆっくりと過ごすことができたら、もっと居心地よいだろうな…と思うことがあります。
カフェ「kaiki」は、ギャラリー・いなげでの新しい過ごし方の提案として、千葉アートネットワーク・プロジェクトWiCANと共に行った小さな試みです。
ある日のカフェ「kaiki」の様子です。
世界児童画展開催中だったこともあり、家族連れ、それも初めて千葉市民ギャラリー・いなげを訪れる親子が多かったです。中には親子3代でお茶を飲んでいく人もいて、カフェは様々な年代の人で賑わいました。
これは「kaiki」で提供していた飲み物です。ワイン王・神谷伝兵衛にちなんだ葡萄ジュース、京成稲毛駅近くのお茶屋さん・稲毛園の緑茶、洋館のイメージにぴったりなハーブティーやほうじ茶ラテなど…どれも涼しげでおいそうですね。
カフェ「kaiki」にあるこの地図は一体何でしょうか?実はこの地図、稲毛周辺の地図で、来てくれた人たちが自由に書き込めるようになっています。一つ一つがノートになっていて、「おすすめの場所」「思い出の場所」「昔の歴史が残る場所」をそれぞれのページに書いてもらい、皆さんの書き込みが増えることで稲毛の過去~現在にいたるまでの記憶が重なっていきます。「春になると桜がきれい」「土を掘ると昔海だったころの貝殻が出てくる」「部活の後、マリンスタジアムまで海辺を走った」などなど、観光雑誌や教科書ではなかなか知ることのできない稲毛の情報が集まりました。
カフェ「kaiki」に訪れた人からは、「安らぐ・落ち着く場所」「稲毛ではないような良い雰囲気」「スタッフが親しみやすく、初めて来た人も会話を楽しめた」などうれしい声を寄せていただきました。今回は6日間限定でオープンしましたが、また機会を見つけてオープンできたらよいなと思います。
WiCANの皆さん、「kaiki」を訪れてくれた皆さん、暑い中でしたがどうもありがとうございました。
※稲毛の地図ノートは今現在も千葉市民ギャラリー・いなげの1Fロビーに設置しているので、「稲毛の情報を知りたい人」「稲毛の情報を教えてあげたい人」はぜひ足をお運びください!蓄積された情報は、何らかの形で皆さんに発信していけるよう検討中ですので、どうぞお楽しみに。
yuki