ご無沙汰しておりました。
本日は先週ギャラリー・いなげで開催されていた2つの展覧会レポートになります。
ギャラリー・いなげの展覧会は常連の方が多いのですが、今回はどちらも初めてギャラリーを利用される方々の展覧会でした。
◆ちぎり絵サークル高洲展
美浜でちぎり絵のサークルをされている皆さんによる作品展です。
一見すると水彩画のように見えますが近づいてみると…
薄い和紙が何層にも重なって、色のグラデーションができていました。
私は小さい頃折り紙を細かくちぎって点描のように貼ってちぎり絵をつくった記憶があったので、それとは全く異なるちぎり絵づくりにとても驚きました。
会場にはちぎり絵に使用した様々な和紙を手にとっても見ることができ、作品が和紙固有の模様やしわをいかしてつくられていることがわかりました。
◆千葉工業大学写真部学外展 ~写真動物園~
千葉工大の写真サークルに所属する学生による写真展でした。
ギャラリー・いなげでの学生による展覧会はとても珍しく、搬入・展示作業をその場で手探りしながら進めている様子がとても新鮮でした。
「写真動物園」というサブタイトルですが、動物のほかにも子どもや金閣寺、豪華客船、花、戦闘機などの写真があり、一人ひとりの趣味や視点が垣間見えました。
上の画像は写真のように見えますが、実は下からの光源で透けている大判のフィルムです。他にも高い解像度で撮れる巨大なフィルムカメラがあったり、フィルム一本を選定せずにそのまますべて焼いて一繋がりに展示したものなど、工夫を凝らした展示方法が印象的でした。
ギャラリー・いなげは千葉市民の方であれば誰でも展示室を利用することができますので、初めての方もぜひお気軽にご相談くださいませ。
yuki